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診療一口メモ

骨そしょう症による背骨の骨折

骨そしょう症とは骨がもろくなり、折れやすくなる病気です。その多くは原発性骨そしょう症と言われるもので、明らかな原因となる病気がなく、主に女性ホルモンの低下や加齢によって引き起こされるものです。骨そしょう症になると尻もちをつくようなケガで背骨が折れてしまうことがあります。骨が折れるというよりも骨がつぶれるといった方がわかりやすいと思います。骨がもろくなるとこのようなはっきりとしたケガがなくても、あまり重たくない物を持ち上げたりする程度の動作でつぶれてしまうことがあります。なかにはいろいろお聞きしても骨折した原因が全くわからないこともあります。

激しい腰痛があって日常動作が辛い場合は早く受診されると思いますが、椅子に座っておとなしくしているとあまり痛みが辛くない場合などは、しばらく我慢されることもあると思います。骨そしょう症による背骨の骨折の場合、状態によってはこのように日中はあまり辛くなくても寝起きや寝返りで痛みが強いという訴えをよくお聞きします。そのような症状がある場合は早めにかかりつけ医にご相談ください。

今後の希望テーマははがきでご連絡ください。

〒700-0835 北区東中央町3-14
岡山市医師会“診療一口メモ”係