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診療一口メモ

叱る?怒る?ほめる?育児が苦しくなっていませんか?

新しい命は無条件で愛おしいものですが育児は本当に大変です。

育児相談を受け皆様同じことで悩んでいます。“ほめて育てる”という言葉です。子供は、親が喜ぶことをしてほめられるとうれしいですが、叱る事も大切。

  1. 正しい叱り方
    まず意味が違います。「怒る」は、八つ当たりのような感情。「叱る」は良い方向に導こうとするため暖かいアドバイス。
    子どもは元気です。危険な場合は「怒る」のではなく「叱る」です。ただ叱るときには必ず主語をつけて、“・・・は、だめ”と本気で言わないと叱られていることがわかりません。ご夫婦で叱る基準を決めておくことも必要です。
    上手に叱るのは義務です。大怪我の後では遅いです。他者に迷惑をかけない事も覚えないと集団生活で挫折します。強い子供になるようにそして親も強くなるために愛情一杯で叱りましょう。
  2. 褒めるということ
    子どもは褒められることが大好きです。ほめ殺しは逆効果ですが。
    正しくほめると自信を持ち、失敗を恐れなくなります。
    子供は親が喜ぶことができるとうれしいので、ほめる時にも必ず主語と大げさなほどの笑顔で“・・・ができてすごい!”、 又“あきらめずに・・・を頑張ったね!”と過程をほめる、親のために頑張っているので“頑張ってくれてありがとう!”がポイントです。

育児の義務だけではなく、権利として自由にぎゅっとしてあげるのも癒しになりますよ。時代は変わっています。過去の経験が役立ちにくいです。育児を卒業した方は、親が楽になるお手伝いだけしましょう。

子供たちが、思春期、成人期を楽しんでいる姿。小児科医にとっても宝です。

今後の希望テーマははがきでご連絡ください。

〒700-0835 北区東中央町3-14
岡山市医師会“診療一口メモ”係