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診療一口メモ

貧血の予防について

産婦人科には、貧血の方が多く来院されます。

まず、貧血とは様々な原因で赤血球やヘモグロビンが少なくなった状態です。症状としてめまい、立ちくらみ、動悸、息切れ、疲れやすい、頭痛、眠気、集中力の低下、味覚の異常など、様々な症状があります。

原因は、大きく分けて赤血球やヘモグロビン発生量の減少と消失量の増加の 2 つで す。前者は、食事制限、妊娠、慢性腎臓病、後者は月経量が多かったり、がんなどで出血が続いたりすることで貧血になります。

年齢別にいいますと、10 代は過度のダイエットや偏食、激しい運動、次に 20 代から 45 歳は子宮腺筋症、子宮筋腫、などが原因です。妊産婦では、胎児への栄養移行、出産に伴う出血が原因となります。45 歳~老年期は、子宮筋腫以外にもがん・消化器系の重大な病気が見つかることもあります。

予防としては、赤血球やヘモグロビンの材料となる鉄・亜鉛・葉酸・ビタミンB などの栄養素を摂取することが大切です。

今後の希望テーマははがきでご連絡ください。

〒700-0835 北区東中央町3-14
岡山市医師会“診療一口メモ”係