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診療一口メモ

子どものワクチン、もし時期を逃したら

ワクチン(予防接種)には、接種した個人が免疫をつける意味と、接種していない周囲の家族や社会も病原体に接触する機会が減ることにより、結果的に感染症から守られているという意味があります。また、病気による体の負担だけでなく、看病する大人の心理的負担、経済的負担も予防しているのです。そのためには、より多くの人がワクチンを受けることが重要です。

しかしながら、手術・長期療養・信条・うっかり忘れていたなどの理由で接種機会を逃してしまう場合があります。このような状況でも、標準的なワクチンスケジュールからは外れてしまいますが、規定の回数を接種することにより完了できます。ただし、場合によっては任意接種(有料)になったり、ある時期を過ぎると接種できないこともあります。

もしワクチンの接種時期を逃してしまっても、できる状況になったときや思い出したときに、あらためて予定を立てるようにしましょう。変則的となったワクチンスケジュールを計画するのもかかりつけ医の役割ですから、叱られるのではないかとためらう必要はありません。接種すべきかどうか、どのように接種を進めたらよいか、迷っている方はインターネット等の情報だけで判断せず、是非かかりつけ医に相談してみてください。

今後の希望テーマははがきでご連絡ください。

〒700-0835 北区東中央町3-14
岡山市医師会“診療一口メモ”係