診療一口メモ

こどもの事故防止

小児科の外来には、こどもたちが色々な病気で来院されますが、やけどや誤飲など事故にまつわる受診もあります。

事故は予防の知識があれば、防ぐことができる場合も多くあります。

例えば誤飲で最も多いとされるタバコについては、タバコをこどもの手の届く所には置かないことを習慣にしておく、水の入った灰皿や空き缶等にタバコを浸すことをしない(ニコチンは水に溶けやすく、何本も浸すと非常に高濃度になる)、などのポイントがあります。もちろんご家族の健康のためにも禁煙が一番おすすめです。

新生児期のうつぶせ寝による窒息から、交通事故や溺水などの水の事故等まで、月齢、年齢により注意すべき事故の種類も実に様々で、それぞれのポイントがあります。

インターネットでも日本小児科学会の「子どもの事故と対策」や、消費者庁の「子どもを事故から守る!事故防止ハンドブック」などには事故防止についてわかりやすく掲載されています。

家庭生活、社会生活を送る中でこどもの事故はできる限りの予防をしてあげたいものです。

今後の希望テーマははがきでご連絡ください。

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岡山市医師会“診療一口メモ”係